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J Question vol.2542

J Question vol.2542

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★これ、おしえてっ!(回答編)★vol.2539(2013.2.13)の質問に対する回答
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 今回の質問はこちらでした。(出典:H21.春 高度共通午前1 問15)
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 物理的に複数のサーバを用意したときと比較した場合、仮想化によって
 1 台のサーバに統合したときの特徴はどれか。ここで、物理的な資源とは、
 CPU、主記憶、磁気ディスクなどのコンピュータを構成する装置を示す。


   ┌──────┬──────┬──────┐
   │物理的な資源│物理的な資源│オーバヘッド│
   │の運用管理 │の利用率  │による負荷 │
 ┌─┼──────┼──────┼──────┤
 │ア│  簡易  │  高い  │  高い  │
 ├─┼──────┼──────┼──────┤
 │イ│  簡易  │  低い  │  低い  │
 ├─┼──────┼──────┼──────┤
 │ウ│  煩雑  │  高い  │  高い  │
 ├─┼──────┼──────┼──────┤
 │エ│  煩雑  │  低い  │  低い  │
 └─┴──────┴──────┴──────┘

----------------------------------------------------------------------

 仮想化に関する問題でした。
 社内用サーバのハードウェアコスト削減などで導入したことがある方も
 結構いるのかもしれませんね。僕も事例はよく聞きます。

 それでは、みなさんの回答を紹介します。


 ○もんさん

> 仮想化によって 1 台のサーバに統合したとき、以下の内容がどのように
> 変わるかを考えます。
> 
> ● 物理的な資源の運用管理
> 
>  仮想化によってサーバが 1 台になれば、物理的な資源はそのサーバだけ
>  を管理すれば良いので、「簡易」になります。
> 
> ● 物理的な資源の利用率
> 
>  論理的な複数のサーバで、1 台の物理的な資源を共有することになるので
>  利用率は「高い」ことになります。
> 
> ● オーバヘッドによる負荷
> 
>  論理的なアクセスを実際の物理的な資源へのアクセスに変換する必要が
>  あるため、オーバヘッドによる負荷は「高い」ことになります。
> 
> 従って、答えは、ア。

 どうもありがとうございました。

 いつものように、正解は「ア」で良いでしょうと書きそうになりましたが、
 IPAの回答を見ると「ウ」ですね。

 これは賛否あるかもしれませんが、僕の見解を書きます。

 真ん中の「物理的な資源の利用率」と右の「オーバヘッドによる負荷」は
 どちらも「高い」で良いと思います。仮想化により、資源(リソース)が
 集約されるので利用率は高まり、複数のサーバの処理をまとめることで
 オーバヘッドによる負荷が高まります。

 問題の「物理的な資源の運用管理」ですが、Webサーバとメールサーバが
 仮想化により同一サーバにあったとします。

 この環境において、仮に利用するユーザが増え、Webのトラフィックと
 メールのトラフィックがどちらも増える場合を想定します。

 既存のサーバの物理的なリソースで足りるか?ということを考えるには
 Webとメールがどのようなバランスで増えるのかを意識して、
 トラフィックが増えた後のリソース状況を予測する必要があります。

 一方、サーバが物理的に分かれている場合は、Webとメールの
 トラフィック増によるリソース影響をそれぞれ切り離して
 考えることができます。

 と、考えれば「煩雑」が良いのではないでしょうか?

 賛否両論あるかと思いますので、ご意見お待ちしております。



 ○まっしぃさん

> 仮想化したサーバは、CPUやメモリやハードディスクなどの資源を共有
> して使いながら、システムとしてはそれぞれ独立したものに見えます。
> 
> 仮想化には、以下のような特徴があります。
> 
> ・ある仮想サーバの能力(リソース:物理的な資源)を増やしたり
>  減らしたりといった変更に、柔軟に対応できます。
>  あるサーバで余ったリソースを別のサーバに割り当てることで
>  全体のリソース利用率を上げることができます。
> 
> ・システムトラブルが起きた場合に、原因がホストOS(本来のOS)
>  なのか仮想システムなのかゲストOSなのかの切り分けが
>  難しい、ネットワークも仮想化されるため設定が複雑になる、
>  などの問題があります。
> 
> ・また、仮想システムを介して間接的にリソースを利用するため、
>  システムリソースの能力をフルに使うことはできません。
>  (ホストOSや仮想システムのオーバーヘッドが余分に掛かる。)
> 
>    ┌──────┬──────┬──────┐
>    │物理的な資源│物理的な資源│オーバヘッド│
>    │の運用管理 │の利用率  │による負荷 │
>  ┌─┼──────┼──────┼──────┤
>  │ウ│  煩雑  │  高い  │  高い  │
>  └─┴──────┴──────┴──────┘

 どうもありがとうございました。「ウ」派ですね(^^)
 仮想化の特徴の3つは、まさにこの通りですね。



 ○トレッキーさん

> @IT 「5分で分かる!サーバ仮想化のメリット
> http://www.atmarkit.co.jp/ad/hp/vse0701/vse01.html
> 
> より、
> サーバ仮想化とは、単一のサーバをあたかも複数のサーバであるか
> のように使える技術のことで、
> 複数の物理サーバで行っていることをほとんどそのまま、
> 単一のサーバでできるようにする技術。とあります。
> 
> イメージすると、
> 
> ┏━━━━━┓  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
> ┃アプリ・・┃  ┃┏━━━┓┏━━━┓┏━━━┓┏━━━┓┃
> ┃ OS   ┃  ┃┃仮想 ┃┃仮想 ┃┃仮想 ┃┃仮想 ┃┃
> ┗━━━━━┛  ┃┃サーバ┃┃サーバ┃┃サーバ┃┃サーバ┃┃
>  物理的資源 → ┃┗━━━┛┗━━━┛┗━━━┛┗━━━┛┃
> ┏━━━━━┓  ┃[   仮想ソフトウェア            ]┃
> ┃アプリ・・┃    ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
> ┃ OS   ┃   仮想化によって1 台のサーバに統合  
> ┗━━━━━┛    (仮想サーバ内に物理的資源がある。)
>    ・
>    ・
>    ・           
> 
> 仮想化によって、1台のサーバに統合すると、
> 
> 物理的な資源はまとまっているので、運用管理は簡易。
> 
> 物理的な資源の利用率も、1台のサーバに統合しているので、高い。
> 
> オーバヘッドによる負荷は複数のサーバを統合していて、
> CPUの使用率も高くなるから、高い。
> 
> まとめると、アが正解になる。
> 
> 
> 春の受験申し込みしました。
> あとは過去問中心で楽しく学習?しつつ、覚えたことを忘れても
> 思い出せるように反復練習あるのみ!ですね。^^
> 
> (別のストレスを情報系の受験勉強をすることで解消しております。)

 どうもありがとうございました。
 わかりやすい図でイメージしやすいですね。正解は何とも言えません(^^;;

 試験勉強でストレス解消って言うのは素晴らしいですね。
 「受からなきゃ!」はストレスですが、「知識が増えて楽しい!」だと
 ストレス解消になるような気がしますが、みなさんいかがでしょう?



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◆お便りコーナー◆ テーマフリーです。ご自由につぶやきをどうぞ。
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 まっしぃさんから情報提供があったので、ご紹介。


 ○まっしぃさん

> 情報提供です。
> 
> [平成25年度春期]情報処理技術者試験の傾向と対策 
> 情報セキュリティスペシャリスト試験の傾向と対策
> http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130121/450783/
> 
> 
> 基本/応用情報も公開されていました。
> http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130121/450765/
> 
> 
> 基本情報技術者試験の傾向と対策(2013/02/12)
> http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130121/450781/
> 
> 応用情報技術者試験の傾向と対策(2013/02/13)
> http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130121/450782/

 どうもありがとうございました。

 残念ながら、ITpro会員(無料)じゃないと全文読めませんので
 ぜひ登録をどうぞ(^^)



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★これ、おしえてっ!(質問編)★ 回答期限:2月25日(月)の夜まで
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 「この問題がわからないっ!!」という、
 読者からの質問をみなさんに回答してもらおう!というコーナーです。


 今回の質問はこちらです。(出典:H24.春 基本情報 問60)
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 システム監査において、監査証拠となるものはどれか。


 ア システム監査チームが監査意見を取りまとめるためのミーティングの
   議事録

 イ システム監査チームが監査報告書に記載した指摘事項

 ウ システム監査チームが作成した個別監査計画書

 エ システム監査チームが披監査部門から入手したシステム運用記録


--[回答のめやす(横幅:全角34文字)]--------------------------------
> 1234567890123456789012345678901234
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 普段あまり取り上げないジャンルなので、取り上げてみました。


 これに対する回答(解説)を2月25日(月)の夜までにお願いします。

 このコーナーで取り上げてほしい問題のリクエストも募集中です。
 回答&お便りはこちらからでもOKです。
 http://www.shunzei.com/about/mail.html



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▼選択肢で勉強しよっ!▼(答えはこのメールの一番下にあります)
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> MTBF(Mean Time Between Failures) って?



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> *********************** 投稿募集中のテーマ *********************** <
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 ●「これ、おしえてっ!」で扱ってほしい問題のリクエストやその回答
 ●「選択肢で勉強しよっ!」で扱ってほしい用語のリクエスト
 ●「その他、試験などに関するお便り(テーマフリー)」

 ハンドル名を添えて、このメールマガジンに返信して頂ければ届きます。
 WebからでもOK! http://www.shunzei.com/about/mail.html

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 のんびりやろう!情報処理試験! ~1問1問コツコツと~(週3日発行)
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 編集・発行:しゅんぜい mail_at_shunzei.com (_at_は @ に)
     発送:melma!   http://www.melma.com/  (ID:189)
      :まぐまぐ  http://www.mag2.com/   (ID:24856)
      :めろんぱん http://www.melonpan.net/ (ID:78)

 登録・解除:http://www.shunzei.com/mm/

 ○バックナンバー
 立ち読み  : http://www.melma.com/backnumber_189/
 ダウンロード: http://www.shunzei.com/mm/backnumber.html

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 ○メールマガジンの購読の登録・解除は個人の責任で行ってください。
  しゅんぜいは一切代行しません!

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▼選択肢で勉強しよっ!の答え▼
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 (基本情報平成24年秋問16エ)

> システムの予防保守は、MTBFを長くするために行う。

 (基本情報平成23年秋問18エ)の選択肢より

> 予防保守によって、システムの MTBF は長くなる。

 (高度共通平成23年秋午前1問6)より

> MTBF が x 時間、MTTR が y 時間のシステムがある。
> 使用条件が変わったので、MTBF,MTTR が共に従来の 1.5 倍になった。
> 新しい使用条件での稼働率はどうなるか。
> 
> イ 従来の稼働率と同じ値である。

 (ITパスポート平成23年特問71)より

> あるシステムにおいて、MTBF と MTTR がどちらも 1.5 倍になったとき、
> 稼働率はどうなるか。
> 
> エ 変わらない。

 (データベース平成20年問10)
 (システム管理平成20年問10)より

> 二つのシステムの信頼性評価指標に関する記述のうち、適切なものはどれか。
> 
> ウ 故障発生率が等しければ、MTBF も等しい。

 (初級シスアド平成20年秋問15エ)の選択肢より

> MTBF が 2 倍になると故障発生率は 1/2 になる。

 (初級シスアド平成20年春問14エ)の選択肢より

> 予防保守は MTBF を長くし、システムの稼働率を高くする。

 (基本情報平成18年秋問38)より

> システムの保守に関する記述のうち、MTBF を長くできるものはどれか。
> 
> エ 予防保守を実施する。

 (初級シスアド平成19年秋問40エ)
 (セキュアド平成15年問14エ)の選択肢より

> 故障が復旧してから、次の故障が発生するまでの平均時間を示す。

 MTBF(Mean Time Between Failures:平均故障間隔)とは、システムが故障し、
 修理を行ってから次に故障するまでの時間のことです。

 言いかえると、システムが正常に連続動作をしている時間のことです。
 数字が大きくなれば、それだけ信頼性は高くなります。

 ついでに、MTTR(Mean Time To Repair:平均修理時間)とは、
 システムが故障したときに、修理にかかる時間のことです。

 この2つは、英語で覚えてしまうと間違えなくなりますよ。

 また、稼働率というのは、次の式で計算されます。

   稼働率 = MTBF / ( MTBF + MTTR )

 これらをまとめると信頼性を高めるには MTBF を長くして、
 MTTR を短くすることが良いということになります。




=-=[あとがき]=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

 昨日の東京は朝から小雪が舞っていて、結構長い時間降っていましたが、
 僕の行動範囲内は全く積もりませんでした。
 みなさんのところはいかがだったでしょうか?


 今日も記事紹介で。

 ハッシュタグ「#お前らの昭和をばらせ」でシャープ公式の画像フォルダが
 火を吹いた
 http://togetter.com/li/458823

 シャープさんすごい!
 見応えありです(^^)



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